~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

宮沢さん、ベレンでソロコンサート


やっと本題に入れます…。
会場で今か今かと待つこと数時間。主催者団体からは、「宮沢さんの登場は6時半から7時くらいでしょう」と聞かされていたのに、いやいやどうして、マンジュシャカの熱演が2時間近く続き…
ようやく宮沢さんがギター片手に登場したのは、9時半を過ぎておりました。はー、待ち疲れて眠くなっちゃったよ。
いや、待ち疲れてしまったのは宮沢さんも同じでありましょう。これがブラジルのイベントの進行というものです、仕方ない、許して下され宮沢さん(とスタッフの皆さん)。


写真載せちゃっていいのかなぁ。いいよね。ええい、載せちゃう。


そしてまずはギターでのソロを一曲。すすすみません知らない曲だったのですが、わりと落ち着いた静かな曲で。
ん?マイクの音量がちょっと小さいんじゃないかなぁ?いや会場がざわついているせいかなぁ?
まぁソロだしギター弾き語りだから、このくらいなのかなぁ…???


続いて2曲目はハーモニカも入っての、名曲「中央線」。これもしっとりと。素敵です。


し・か・し。
ステージ前をブラジル人の子どもたちがちょろちょろ走り回るのはやめさせようよ!しかも大声出して走ってるよ!
正直、目障りだよっ!
誰かお願い、注意して…。


と言うのは、ひとつ前のマンジュシャカのステージでは、主催者側から「はい子どもたちはステージ前の床に座ってよろしい!」と、特別な指令が出されていたのだ。
もちろんコイも大喜びで、舞台かぶりつきでマンジュシャカを見ていたのだ。
その流れで、子どもたち、ステージ前を自由自在に動き回っていたのだ…。宮沢さんがソロで一生懸命歌っている前をっ!!!


さすがにそのうち注意されたけど。でも最後まで気になったなぁ、ざわつく子どもの存在…。


と、まぁそのことは置いておいて。
2曲ほど歌って、宮沢さんのトークが入った。ポル語での挨拶だった。
けど、これも、マイクの調子がいまひとつで、正直よく聞こえなかったのだ。すごくすごくもったいない。うーん。


続いて、特別ゲストの大城クラウディアちゃんがサンシン片手に登場。彼女は、宮沢氏率いるGANGA ZUMBAというバンドのボーカルの一人で、アルゼンチン出身の日系二世であります。とてもいい声してるのよ。CDも持ってるわ♪
なので、思いがけない登場で嬉しくなりましたわ。
宮沢さんのギターとクラウディアの三線で、沖縄民謡を2曲。そして、まさかの演歌!
宮沢さんのギターで「津軽海峡冬景色」を歌い上げた彼女であった…。まさかここで演歌を聞けるとは…。
会場も大喜びである。
そして沖縄民謡デュエットのあたりで、やっとやっと、宮沢さんのマイクが正常になり、ばっちり美声が会場いっぱいに響き渡るようになった。もう、遅いよっ!!!(でも正常になって良かったよ)


沖縄にちなんだ曲「沖縄に降る雪」を宮沢さんが歌い上げたあと、いったんクラウディアは下がり、ふたたび宮沢さんのソロステージに。
そしてもう一度、ポル語でのトークが入った。紙を見ながらにしても、とても上手に発音してた。何より、思いが込められている言葉だから、とても心に響くのだよね。

ついに待ちわびた「風になりたい」が流れた。ここからはギター弾き語りではなく、カラオケで。
この曲は、94年に初めてブラジルはリオを訪れた時に作った曲なんだそう。サンバのリズムが最高に心地よくて、この曲の間奏が流れると、いつでもどこでも踊りださずにいられなくなる私。
ここではさすがに雰囲気的に踊ることがためらわれたけど(笑)、ステージの上で、宮沢さんがサンバステップを踏んだら、会場がどっと沸いたよ。


続いて、日系移民100周年のために作った名曲「足跡のない道」。
この曲を、ブラジルで、ベレンで、宮沢さんの生の歌声で聞けることの感動と言ったら…。それこそ涙ものです…。
近くにいた日系1世と思われるおじいさんが、スタンディングオベーションしていたのも感動的だった。伝えたい思いが、伝えたい相手にしっかり届いていることを、目の前で見られたことの感動。
はるばるベレンまで来て本当に良かった…。


ラストはブラジルでも大人気の「島唄」。クラウディアも再登場しての熱演でした。
近くにいたブラジル人の熱狂的ファン?の皆さんが、日本語で「もう一回!」「行かないで〜」と叫ぶ中、アンコールなしで舞台袖に消えて行った宮沢さん。
まるまる1時間のソロステージ、音響トラブルにも見舞われる中(ときどきギターがバリバリ言ってた…接触が悪かったんでしょうなぁ)、力いっぱい心を込めて…感動の歌をありがとうございました。


本当は、日本からのファンの皆さん(こちらも長旅本当にお疲れさまでした!)と一緒に、次の公演先であるマナウスまで飛んで行きたかったけれど、さすがに時間もお金も無理〜ということで、ここまででガマン。
でも、ここまで来られて本当に良かった。快くお留守番してくれたアレックスとパパに感謝感謝、です。


宮沢さんの今回のブラジルでの様子は、ブーム公式サイトのスタッフブログにも綴られています。ご興味がある方、どうぞ!