帰国翌日から登校
絶賛時差ボケ中の我が家。もちろん子どもたちも例にもれず、バリバリの時差ボケちゃんです。
コイに至っては、帰宅後の午後から眠り深夜0時過ぎに起床し、そのまま二度寝することなく今学期初の登校へと至りました。
そう、コイの学校は8月が始業。新しい学年に移るのも8月。
始業式が8月10日だったので、コイは2週間ちょっと遅れての2年生スタートとなりました。
どんなクラスメートなのか未知のまま、とりあえず2年B組ということだけわかっていたので大丈夫だろう…と、いつもの7時10分のスクールバスに元気に乗って行きました。
元気な奴だ…。
本当は朝、ママに一緒に来てもらいたかったみたいだし、実際、初日くらいは私も一緒に行こうと思っていたんだけど、なんせアレックスがまだ寝てるしね。
ということで申し訳ないけど、やや不安げなコイを一人送り出したわけ。
そして午後、学校に顔出しました。
校内はリニューアル工事が終わって、2か月前と全然別の顔。そして担任の先生は、若くて可愛いハワイ人(コイ談)の女性でした。
そっか…ハワイ人なのか。通りで英語がやけに流暢だと思ったよ…。
やっぱり、どんなに英語が上手なブラジル人の英語と、ネイティブの英語は違うもんだねぇ…。(当たり前か)
2年B組初日のコイはどんな様子でしたか〜、と聞くと、とてもよかったわよ!と。友達がみんなコイのことを待ってたから、みんな大喜びよ〜、ですって。
コイ本人にも聞いたところ、
「朝、クラスに入る前に、友達が数人寄って来て取り囲んで大騒ぎだったよ!」と、どうやら不安もすぐに吹っ飛んだみたい。
大の仲良しだったヘナンとチアゴは別のクラスになっちゃったみたいだけど、同じグループの仲良し男子数名は一緒だということで、本人も満足げ。
「でもポルトガル語があまりうまくしゃべれなかったんだよ〜。前はポル語ぺらぺらだったのに、今日はなんか遅かった。」だそうで。
さすがのコイも、2か月どっぷり日本語環境におかれてしまっては、ポル語感覚を取り戻すのに時間がかかるのね。私だけじゃないのね、良かった良かった。
そう、私のポル語も「遅い」んだよね、まだ。すごく言葉を思い出さないとしゃべれない〜。
なぜか英語の方がまだ出やすいって、どういうことじゃ???
初日からたーっぷりと宿題をいただき、ぶぅぶぅ文句を言いながら、時差ボケで眠い目をこすりながら、「だってやんなきゃいけないんだもん」と頑張ったコイ。
そっか、やんなきゃいけないことは、ちゃんとやるのね、アナタ。えらいえらい。
そして勉強が終わってお楽しみのテレビタイムで、ぐっすり撃沈したのでありました。もちろん夕食もとらず。
…そして午前4時ごろ起床。絵にかいたような時差ボケちゃんとはまさにコイのこと。
さてアレックスはというと。
甘えん坊モードが継続していて、朝もダダっ子。
「ようちえん、いかない。」
「ママもいっしょにいかないとダメ。ママもずっとようちえんにいないと、ダメ。」
…と来た。
部屋中に散らばった日本からの持ち帰り品を整理するに当たり、アレックスさまには幼稚園にご登園いただかないと、ママ、ちょっと辛いんですけど〜〜〜。
という本音を隠しつつ、
「ほら、おともだちのダヴィもジュリアも待ってるよ。サンドラ先生もいるよ。」
「今日の給食おいしいよ。」
と、さとしてみる。
そのうち、不思議と気が変わったようで、行く気になってくれた。そして、一緒に登園。
幼稚園の戸をあけると、さっそく飛びついてくるお友達たち。さすがブラジル人だ、いきなり抱きついてくるんだもんねぇ。
ひさしぶりのブラジル式あいさつのオンパレードに、しばし、言葉を失うアレックス…。そそそうだよね…激しいよね、愛情表現が…。
でもほのかに嬉しそう。
「もう毎日、子どもたちがアレックスまだ来ないの?って聞いてたんですよ〜」と園長先生。そうだったのか。ありがたい話だねぇ。
待ってていてくれる人がいるところに帰れる幸せ。
コイもアレックスも、幸せな子だねぇ。本人たちに、まだその自覚はないかも知れないけれどね。
そんなわけで、やや荒療治かと思われたけど、帰国翌日の登校作戦は大成功。
時差ボケを解消するには、普段の生活ペースに早く持っていくこと。多少の早寝早起きは仕方ない。
私も、昼寝ナシで頑張ってますよ。昨日は午前1時起床で、さすがに午後8時半に寝たけど、昼寝ナシでしたよ!
そして今朝は5時起床。9時間睡眠、こりゃ多すぎだ。
でも気持ちよく眠れて、旅の疲れはもう全くない感じ。長距離フライトにも慣れたのね、体が。
まさかブラジルー日本間の距離が縮まってるわけ、ないよね(笑