恋人の日の夜は
6月12日はDia dos namorados、ヂーア・ドス・ナモラードスと言って、
恋人たちの日です。
一言で言うと、ブラジル版バレンタインデー。
2月14日がバレンタインのバの字もない、まったく普通の日であるのに対し、
恋人の日の盛り上がりと言ったらものすごいですよ。
まず、恋人商戦とでも言うのでしょうか。ショッピングモールの購買意欲のあおりようと言ったらものすごい。
クリスマス、母の日、そして恋人の日がブラジル3大商戦と呼んでいいと思いますよ。
どの店もラブリーなハートでデコレーションしたり、
いくら以上お買い上げで、ペアのハート柄ワイングラス付きシャンペンをプレゼントしたり。
(実は我が家も1セットもらっちゃいましたが。ふふ。)
バレンタインデーと違い、
必ずしも女性から男性へ贈り物、というわけではなく、
双方におけるプレゼント交換、というのが多いのかな。
我がダーリン(本日限定の呼び方)は、可愛い一輪のひまわり鉢植えをくれました。
そして私は…ごごごめん、何も用意してなかった(汗)
日ごろの愛情表現で許して、ってことで(笑)
この日の夜は、どのレストランも激混みでビックリ。
どうやら、恋人同士でソトメシするのが習わしのようですね〜
近所の、いつもはガラガラのレストランなども、店の外に待っているカップルがいくつもいたりして。
商店のみならず、レストランもかき入れ時…
ちなみに我が家も慣例に従ってソトメシしたのですが、
サンパウロにも店舗を持つSanto Antonioというカジュアルなバールにしました。
ここ、メニューが写真入りなので、ブラジルビギナーにもわかりやすいうえ、
ムケッカやエスコンジジーニョなどのバイーア料理も揃っているので
おすすめかも。
そしてショッピ(生ビール)がジョッキで出てくるのもうれしい♪
ひとつ残念なのが、
我々がサンパウロ時代にこよなく愛した薄切りピッカーニャ焼き肉の店、
「Bar do Juarez」風のピッカーニャ・ファチアーダが存在するのですが、
これがもう、肉は焼きすぎ状態で届くし、固いしで、
とっても残念な状態なのよ〜。
これでピッカーニャ・ファチアーダを名乗らないで!と叫びたいっ。
付け合わせはヴィナグレッチとかキャベツとか、ジュアレスに似てるけど、
お気に入りのフライドニンニクがないしー。
でもまぁ、カジュアルな雰囲気は気に入っているので、
★3つ、ってところでしょうか…。
エビも美味しかったし。
周りのテーブル、ほぼカップル(男女)で埋め尽くされていて、
なんだか笑っちゃうような、ほほえましい気持ちになりました。
愛をささやき合うブラジル人カップルたちのストレートな愛情表現…
つまり手をつないで見つめあうとか、人前での熱いキスとか、
これはクリスマスイブの日本人カップルだらけのレストランとは
相当雰囲気が違うなぁ、と実感しましたねぇ。
そして私たちもやっぱり日本人。
4年住んでも、彼らのような愛情表現はやっぱりこっぱずかしくて
出来るもんじゃないなぁ…と。
いえいえ。
愛は表現方法で決まるもんじゃないんです。心よ、心♪