カルナヴァルが終わり…
日本はもう3月ですね。ブラジルは2月の最後の日、土曜日の昼下がりです。
正午を過ぎるとやっぱり暑くなって来る…。
日本が春になるなら、ブラジルはそろそろ秋。確かに朝夕はかなり涼しくて、窓を開けて寝れば快適・快眠だなぁと思えるような気温になって来ました。(でもデンギの蚊が怖いので窓は閉めて寝るけど。)
街をおおいに賑わせたカルナヴァルも終わり、沿道に設けられた大きな桟敷席(カマロッチ)は徐々に解体されていっております。祭りのあと、って感じ。
でも我が家の周辺は、カルナヴァル期間中も別に普段と変わらない様子だったので、祭りの後の雰囲気も何もないんだけどね。
コイの学校は今週いっぱいカルナヴァル休暇でお休み。来週の月曜日から出社、じゃなくて登校再開です。
この間、フロリダだのギリシャだのへ旅行に行っているクラスメートもいるようで…。さすが上流階級です。はい。
(彼らは決してカルナヴァルの喧騒の中には出ていかないのであります)
今回のカルナヴァルを振り返って思ったことは。
やっぱり、サルヴァドールっていいところだなぁ、ってこと。
サルヴァドールのカルナヴァルは、お金持ちのお祭り好きも、貧しいお祭り好きも、それぞれがそれぞれのスタイルで参加して、楽しめるの。
大規模なパレードを、庶民は「タダ」で楽しむことができるの。
リオやサンパウロは、会場に入らないとパレードは見られない。会場に入るためのチケット代は、庶民層がなんとか払える安いものもあるけれど、それだって数に限りがある。
本当の「地元民」が楽しめるカルナヴァルがリオやサルヴァドールにあるかと言うと、それはちょっと違うんじゃないかと。
(もちろんリオやサンパウロにも、地域の祭り的な小さいパレードは存在して、庶民層はそこで楽しんでいるんだと思うけれど)
このことは、サンパウロ州出身で、いまはバイーアに移り住んだという黒人の若い女の子も言ってました。
「ここは、誰でも楽しめるカルナヴァルだからいい。お金がある人も、ない人も楽しめるから最高!」ってね。
期間中はけんか騒ぎが増えるとか、ドラッグが横行するとか、いろいろとマイナス面も強調されがちだし、実際それはそうなんだろうけど、やっぱり「お祭り」を楽しむ人たちの一年に一度の華やいだ気持ちを感じられるこのカルナヴァルの瞬間は、とても好きだ。
2年前にも一度、カルナヴァルのためにサルバドールに来たけれど、今回は「住民」の立場で隅々まで見て回ってみた、つもり。
そうするともっとずっといろんなものが見えてきて、すごくおもしろかった。
今回の経験を、忘れないうちにサイトにも書いておかなくちゃ。
久々に、じっくりとPCに向かうこととしましょうかね。