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新年初夕日、ダニエラ・メルクリの無料コンサート


元旦、初日の出を拝むことはできなかったけれど(そもそもブラジルには初日の出の習慣はあるのかなぁ???)、夕方、新年「初夕日」を見ましたよ。
さすが夕日の美しい街サルヴァドール。新年早々、素晴らしい色でした。


夕日が沈んだ18時過ぎから、バッハ要塞前の特設ステージにて、バイーア出身の有名女性歌手Daniela Mercury(ダニエラ・メルクリ)が太っ腹なショーを毎年開いてくれます。
今年で9年目だそう。なんと入場無料で、そりゃもう、ものすごい人が繰り出すのだ…。


だけど交通規制は意外にもされてなくて、昨夜の大晦日コンサート&花火の時はOndinaのOTHONまでしか車は入れなかったのに、今日は要塞まで行けました。
エスパニョール病院のちょっと手前に車を止めて、いざ、ステージに…。
すでに通りにはすごい数の人があふれている。
でもなんとかアレックス抱っこ、コイ抱っこでステージ前あたりまでたどり着く。ふぅ。


さすが無料だけあって、老若男女、お金持ちも貧乏人も、みんなノリノリで楽しんでいます。かなり大きな特設ステージは、私たちのずっとずっと前にあって、豆粒くらいにしか歌手の姿は見えないけれど、生歌はバッチリ♪
ダニエラの妹(姉?)だという女性も登場し、二人で華やかに歌ってくれました。体重15キロのアレックスを抱っこしてたって、人ごみの中でだって、バイーア音楽を聴くと自然と体が動き出す〜踊り出す〜。
人混みは疲れるし大変だけど、やっぱり生の音楽はいい。大好き♪


今年は、ブラジル・サンバ界往年の歌姫でありハリウッドスターでもあったカルメンミランダの生誕100年ということで、彼女にちなんだ曲が何曲か披露された。
ダニエラのトークによると、彼女の出現によって、それまでやや暗く落ち着いた感じだったブラジルの音楽が、明るく、華やかになっていった…とのこと。1930〜40頃に活躍していたんだそうですが、へぇ〜という感じですねぇ。
確かに軽快で心地よいサンバで、すごく良かったよ、カルメンミランダの曲。


それから、2008年に亡くなったバイーア出身のアーティスト、ドリヴァル・カイミ氏にちなんだ曲も登場。あまり詳しくないのでうまくコメントはできませんが、とにかく、この二人についてはブラジル音楽界における偉大なスターということのようですね。


ずっと抱っこで鑑賞ってのも疲れるので、5〜6曲聞いたところで会場を後にしました。これも無料ならではの自由さだね。
結構、肩車の子供や幼児が来ていたりして、自由な雰囲気なのもよし。
来年はもっと早めに着いて、ステージ最前列をキープしようかなぁ?
って思えるくらい、いいショーでした。


手を高く伸ばしてやっと写した写真。ナナメってるけどお許しを…。


ステージ反対側を写したのがこれ。すごい人出でしょ。だけどしっかり警官もいて、(一応)見張ってます。



翌日の新聞にその様子が掲載されていて、観客インタビューも載っていたんだけど、「このショーのためだけに毎年元旦はサルヴァドールに来てます!」という人がいるのには驚いた。
サルヴァドールで年越し、そして新年…というのは、ブラジル国内でも人気があるんだね、かなり。


そのあと、海辺のおしゃれ日本食レストランSOHOに行ってみたんだけど、10組近く待ちが入っていて断念。すごい人気…
仕方なく、自宅近くのAice Zushiに行ってみたらそっちはすいてた。新年のおとそ代わりにサケロスカ(日本酒とフルーツのカクテル)を飲んでいい気分〜♪
特にお正月向け特別メニューもなかったけれど、やっぱり新年は和食が食べたくなるものです。日本人だなぁ。