~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

ある日の朝


アレックスの幼稚園までは、彼の足で歩いて約20分。最近はずいぶん頑張って歩けるようになったから、もう少し短縮されているかな。
まぁ、歩くにはそこそこ遠い。
いわゆる閑静な住宅街の中にあるんだけど、サルヴァドールで言う「閑静」って、日本の「閑静」とはだいぶ違いますから(笑)
車の往来も結構あるし、朝は人の行き来も多い。


ある朝、アレックスの手を引いて幼稚園まで歩いていた時、幼稚園のすぐ隣のビルの前に二人の警官がいた。
朝から巡視活動御苦労さま…くらいに思っていたんだけど、むむむ、今日は二人とも手にピストルを持っているではないか。
一人は短銃、もう一人は長い銃。
こ、こ、こわいんですけど…。
(普段は腰に装着している。手に持っていることは少ない。)


何かあったんだろうか…と思いつつ遠目で見ていると、上半身ハダカの褐色の肌の男に近づいて行き、何やら話をしている。
もめているような様子ではない。
しばし話したあと、男は警官に引っ張られ、パトカーのハッチバック部分に入れられた!
はぁ〜。ハッチバック部分って、容疑者を連行する仕様になってるんだ…
と、しばし感心しつつ、眺めていた。


何か事件が発生していて、その犯人探しをしていたんだな。朝から。


警官はその後も周囲をぐるぐると歩きまわり(やはり拳銃を手にしつつ)、さらなる容疑者探しをしていたようだった。こわいこわい。
幼稚園の隣でこれだからねぇ。
一市民としては、巻きこまれないように、その場を避けて行動するしかない。


この程度のことは、日本でも起こることだろうけど、その頻度がブラジルの比ではないんだろう。


ただ単に道路を歩くだけでも気をつけて、気を遣って、気を張っていなければいけないブラジル生活…
やっぱりちょっと疲れるよね。
道を歩くのは毎日のことだからね。
ぼーーーっと道を歩くことが出来た日本の生活が懐かしいよ…。