コロア・ベルメーリャ海岸&昼間からアシェ♪
実は旅の初日から私は鼻水と頭痛に悩まされ…まままずい、これではプールやビーチどころではない風邪っぴき…
薬屋でカプセルの風邪薬を買って、なんとか症状を抑えるも、うーーーん。辛いぜ。
(どうも、レンタカーが古くて、エアコンの風がほこりっぽかったのが原因みたいな気がする。ほこりに弱い私の鼻。)
それにしても天気がいい。青い空、そよぐ風〜って、三波春夫の歌じゃないけど(古すぎ?)、部屋で寝てる場合じゃないよこれは。
私以外はみんな元気だし、ま、私も薬さえ飲んでいれば鼻水もおさまってるので、なんとか行けそうだ。
ということで朝食の後、ひとつ気になっていた周辺のスポット、Coroa Vermelha海岸へ。
コロア・ベルメーリャとは、赤いかんむりを意味する。この地域に住んでいたインヂオ部族、Pataxo(パタショ)は、どうやら赤いかんむりを頭につける習慣があったみたい。
この海岸で、ブラジル最初のミサが行われたと言われていて、当時の開拓団と宣教師が建てたという木のシンプルな十字架が海辺に立っている。
最初のミサには、もちろんキリスト教など知らなかった現地のインヂオも参加して、ポルトガル人とともに平和的に執り行われたと言う。
その当時の様子を描いた有名な絵画がある。オリジナルは確か、サンタカタリーナの美術館にあると聞いた気がする。レプリカがこの地の小さな博物館に飾られていた。
こうした歴史的な場所であるのはもちろん、ここは海がすこぶるキレイ!!びっくりした。
ちょうど引き潮の時間帯だったこともあり、透明な海水に足をつけてどこまでも沖に向かって歩ける感じ…。
この透明度は結構スゴイよ。今回、周辺のビーチをいくつも回ったけど、ここはベストワンに近いかも。穴場かもっ!
地元の漁師さんたちも仕事をしていて、漁船のメンテナンスをしていたり、地引網で魚を引き揚げていたり…。
スズキなどが採れるそうだ。
網には少しの魚と(大袈裟な網の割には魚が少なかったぞ)、小さなエイ(アハイアと言う)がかかっていて、観光客の注目を集めていました。
エイも食べられるみたいよ。パステウに入れたり、スープに入れたりするんだって。お、おいしいのか…???
お昼頃ここを後にして、ランチするためのレストランバー、Axe Moi(アシェモア)に向かった。
その名が示すとおり、ここはアシェの聖地と言ってもいいくらい、昼から夜まで1日中ステージでアシェを踊っているのだ。
アシェってどういう踊り?って言われると、説明するのが難しいんだけどね〜
サンバとは違ってて、バイーア地方独特の踊りなんだけど、うーーーん…気になる人はYouTubeあたりでAXEと検索して動画で見てみて!
あの独特の動きは、真似できそうでなかなかまねできない。カッコよく踊れたらすごくカッコいいんだけど、っていうあたりはサンバと同じだけれど。
ステージではアシェダンサーが次々に振付を披露し、ステージ前のダンスフロアにはビキニ姿のおねえちゃんを中心とした若者たちが、ステージと一緒に踊ってる。このノリはすごい。昼間からだよ!!
アシェといえば、今はどうやら、ここポルトセグーロが最先端らしい。ここで、新しい振付が生まれたりするんだって。
このアシェモアという店の他に、オンザビーチのアシェバーがいくつもあるらしい。
サルバドールから大物アシェミュージシャン(シクレッチとかババド・ノヴォとか)がやってきてショウをすることもたびたびあるんだそうだ。ほとんど毎晩、なんらかのショウがあるって言うからすごい。
たぶん、パッケージツアーの売れ筋ナンバーワンというのも、このアシェ人気が理由の一つと思われる。店の近くの路上には、ブラジル最大手旅行代理店のCVCのバスが何台も連なって止まっていた。
飛行機の中で知り合ったCVCの添乗員さんは、パラナ州から大学生600人をツアーで連れて来た、と言ってた。
やっぱりすごい人気かも…ポルトセグーロ…恐るべし。
私も鼻風邪ひいてなかったらなぁ。もちろん一緒に踊るんだけどなぁ。残念。
この店ではムケッカを食べ(案外高かった。小さい鍋で46レアルくらいした)、次の目的地、Arraial D'ajuda(アハイアウ・ダジュダ)へ向かった。