~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

今日もビーグルと梅散歩♪ 春日野、文珠と河津桜も咲きました

6日ぶりに、また梅を愛でに行きました。

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梅はますます花開き、俯瞰で見てもカラフルで華やかに!

(ちなみに、奥の大きい木は全部、桜です)

 

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前回は咲いていなかった品種も、いい顔見せてくれました。

気に入ったのは、この「春日野」とか。

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これ。「文珠」とか。

どうやら、花びら多めで淡いピンクの、華やかな感じの梅がわたしは好きみたいだ。

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梅の名前はどれも風流で、ほんとうに素敵。

桜にはない魅力は、そのネーミングセンスにもあるかも。とにかく種類が豊富なのもいい。

 

花札の「あのよろし」っぽい梅は、これ(笑)

 

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そして、河津桜が見頃でした。馬の博物館の入口付近に、数本しかない河津桜の木だけど、その咲きっぷりは存在感十分!

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青空によく映える可愛いピンクです。

満開はもう少し先かしら。

 

そして最近、

梅好きなママのことを

コリンはよく分かってくれるようになりました。

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しだれ梅のそばまでママが撮影に行くときは、

ベンチでお留守番。(勝手にのぼってた…)

 

梅が広がる丘では、

じっと私が撮影する様子を遠くから見守ります。(コリンを探せ!)

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普段、スーパーの入り口にくくりつけたりすると、

少しでも私が離れるとワンワンうるさく吠えますが、梅のそばでは大人しく待てるようになりました。

 

おかげでわたしは、たっぷり今年も梅を堪能できたよ♪

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なぜかL字…

LIFE ? LOVE? LIVE? のLかな~ なんて思いながらパチリ。

 

大好きな花だより。次は桜の季節かな。

オイル美容のはじまりは、バスの中での老皮膚科医の会話だった

わたしが洗顔後のアルガンオイルを始めたのは、もう5年くらい前になるかも。

 

オイル美容と言って、ちょっと前から雑誌などでも紹介されているけれど、私もこれを始めてから肌の調子がすこぶる良いので、そのことについて書いてみます。

 

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はじまりは、路線バスの中でした。

家の最寄りのバス停から横浜駅行きのバスに乗ると、後ろのほうの席にひとりの品の良いおじいさんが座っていました。わたしは通路を挟んでそのおじいさんの隣に着座。

 

次のバス停で、これまた品の良いおばあさんが数人乗り込んで来られて、おじいさんを見るなり、

 

「あら~先生おひさしぶりですこと!相変わらず肌ツヤが良いですねぇ。」

と始まった。おお、お友達同士でしたか。

 

わたしはもちろん、そのおじいさん先生をチラ見(笑)

うん、たしかにつやつやのお肌だ。血行も良さそうです。

 

続く会話に耳ダンボする。

 

「いや~、顔には油だよ、油。油塗らないとね!」と先生。

「油ですか~。どんな油なんでしょう?」

「ぼくはオリーブオイルね。いいやつをね。顔洗った後に塗るの。それだけよ」

「そうなんですかー。さすが皮膚科の先生がおっしゃるんだから、オイルはいいのねぇ」

と、一同納得のご様子。

というか、先生というのは、皮膚科のお医者様ということらしい。

 

なるほど、顔に油ね。わたしも秘かに納得!

 

実はその少し前に、プランタン銀座(いまはなき…)で行われていたアロマフェアに友人と行き、ローズヒップオイルなる製品を購入し、顔に塗ったことがあった。確かにあれは良くって、継続しようと思ったけど、小さいビンが確か3800円くらいして結構コスパ的に厳しかったのよね。それで、続かなかった…。

 

でもそうか、なるほど…。油か。

たとえ見知らぬおじいさん皮膚科医の話と言えども、目の前に色つやのいい肌のひとがいて、そのひとがオイルがいいと言っているんだから、そりゃあ信じるってもんです。我ながら単純ですが(笑)

 

帰宅後、さっそくオイルのことをググってみたら、いろいろと情報が出てきまして。

確かにオイル美容は良いらしい。

いろいろ情報があったけど、わたしが選んだのは、アルガンオイルというもの。

これは、洗顔直後に顔に塗ることで、いわゆるブースター(化粧水の入りをよくするための導入液)の役割を果たすとか。なるほど。

 

顔専用の高級なアルガンオイルもいくつも出ているけれど、私はもうその時から、生活の木から出ている超シンプルな「有機アルガンオイル クリア」というものを愛用し続けています。クリアじゃなくて、未精製と言うタイプもあり、そっちのほうがよりナチュラルっぽいですが、私には香りがちょっときつくて(ちょっとワイルドな感じの香り?)。なのでクリアです。

 

生活の木のアロマオイルは好きだしなじみが深いし、横浜のそごうにも高島屋にも入っているから買いやすいので、ずっと生活の木です。(桜木町コレットマーレ店も愛用していたけど、なくなっちゃって残念)

 
有機アルガンオイル クリア 70ml

 

70㏄入りの大きいビンのを2800円くらいで買って、小さいスプレーボトルに移し替えて、だいたい半年で使い切っています。コスパとしては悪くないかと。

 

で、そのままのアルガンオイルだと無香で淋しいので、わたしはそこに好みのエッセンシャルオイルを数滴ブレンドして、香りを楽しんでいます。いちおう、オイルの効用としては、香りによる癒しもあるけど、肌に効く作用もあるみたい。

たとえば、

 

フランキンセンス(オリバナム、乳香ともいう)→加齢肌のシワのケア

ネロリ→ドライ肌、加齢肌のお手入れ

◆ローズ→ドライ肌のお手入れ

 

この3つが私の中の王道!

フランキンセンスは軽いウッディな香り、ネロリはちょっと甘い花の香り、ローズはまさに薔薇の香り。単品でいくときも、2種、3種をブレンドしちゃうこともあります。

香りに癒され、肌にもよく、しかも天然成分って。言うことないですよね。

 

(参考文献:ニールズヤード式 アロマセラピー レッスン)


ニールズヤード式 アロマセラピー レッスン Basic ver.: 毎日のアロマ活用法から資格取得まで、アロマ入門書の決定版!

こうしてできたアロマオイル入りアルガンオイルをですね、ワンプッシュ手に取り、両てのひらで少しなじませて顔につけます。タイミングはもう、顔洗ってタオルで拭いた直後。忙しくても何してても、とにかくタオル→すぐオイルをやっておけば、そのあと化粧水つけるのが多少遅れても乾かないから大丈夫!

 

病院に入院しているとき、ノーメイク状態でしたが、このオイルだけは手放さなかった。化粧水はつけなくても、オイルだけでも実は大丈夫で、夜までうるおいキープできました。そして髪やカラダにもアルガンオイルは使えるのだ。(カラダ用としては、もうちょっと安価なホホバオイルを使ってましたが)


生活の木 ホホバオイル・クリア(精製) 25ml
  

 

入院時以外の普段のケアとしては、

アルガンオイル→化粧水→クリーム(わたしは乳液はつかわずクリーム派。これももう何年も使ってる愛用のフランキンセンスのを朝晩共通で。はい、さっきも登場した、加齢肌のシワのケアによい成分のフランキンセンス入りです)。

 
【送料無料】 ニールズヤードレメディーズ フランキンセンス インテンスクリーム 50g 【メール便(ゆうパケット)対象外】 【あす楽_土曜営業】

 

これでスキンケアはおしまいです。

夜はアイクリームをプラスしますが。

 
アテニア アイ エクストラ セラム 15g

 

ちなみに化粧水は、ずーっと無印良品のエイジングケア化粧水(茶色のボトルの、ちょっとトロっとしたやつ。これにもアロマオイル混ぜてた)を使っていましたが、最近は日本酒の化粧水にしてみました。酒好き医師が…の本にいいって書いてあったので(笑)


酒好き医師が教える最高の飲み方 太らない、翌日に残らない、病気にならない[本/雑誌] / 葉石かおり/著 浅部伸一/監修
 


無印良品 エイジングケア化粧水・高保湿タイプ 200ml

確かにほんのり日本酒くさいけど、肌には良さそうです。コストコで大きいボトル2本入りが安く売られていたので買っちゃった。だからしばらくはこれでいきます。

 

 

このスキンケア方式にしてから、人から「肌きれいだね」と言われることが増えたので、割と効果はあるのかなと。個人的にも、肌が乾いている感じは全然ないです。(顔はね)

 


菊正宗 日本酒の化粧水 高保湿 500ml
  

 

その割に手足の肌は乾燥していて、全然ケアしてないのがね…。ギャップがね…。

いちおうボディバターとか結構持ってはいるものの、気が向いたときにしか塗らないんだよね。なんでだろう。

 

習慣化できたらいいのだけれど。そこまで困ってないから、たぶん塗らないのであろう(苦笑)

 

 
ザ・ボディショップ ボディバター モリンガ 200ml [ボディクリーム]:【宅急便対応】
 

 

というわけで、デパートのコスメ売り場にはしばらく行ってないなぁ。

でもあれですね、スキンケアをコレ!って決めて、それがコスパよくて肌にも合っていたら、それを続ければいいだけだから、本当に楽ですね…

本当はもういい年だから、スペシャルケアとかも追加したほうがキレイになれるのかも知れないけど、とりあえずはいいかな。

 

アラフォー仲間の皆さんのオススメもあればぜひ♪教えてくださいな。

【読書】会話ができない人が思っていることを知ることが出来たら

言葉を発することを出来ない少年が、どんなことを思い、考えながら日々過ごしているのか。彼の頭の中は、どうなっているのか。

なぜ自閉症の子は、突然大声をあげたり、手をぱたぱたさせたりするのか?

 

そんな、知りようもないことを知れてしまう、すごい本に出会った。

 

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自閉症のぼくがありがとうを言えるまで」

 

著者 イド・ケダー 訳者 入江 真佐子

出版社 飛鳥新社

分類 ノンフィクション

出版日  2016/10/15



アメリカ人の自閉症の男の子、イド・ケダー君が書いた本。書いた、というか、文字盤という道具を使って、思いを文字に変換して綴った本だ。

 

これはなかなか衝撃的な本であった。会話ができない自閉症の子だけれども、頭の中ではこんなにもたくさんのことを考えているなんて!誰もがこれを読むと驚くと思う。私も最初は、これ本当にこの子が書いてるの?って疑問に思うほどだったから。

 

よく自閉症の人の特徴として手をパタパタさせたり奇声を発したりということがあるけれども、そうしてしまうことの理由を、自閉症の子本人が綴っているのだからすごい。そして読めば読むほどに、これはその本人にもどうしようもないことであり、周りにしてみれば周りにしてみたで、どう対処していいか本当にわからなくて。誰も悪くないし、誰のせいでもないのだけれども、うまく噛み合っていない事っていうのが世の中には多いよね…ということ。いやというほど感じさせられた。

 

この彼のケースが全ての自閉症の人に当てはまるわけでは全然ないけれども、それでも、自閉症にはこういうケースがあるのだということ。何よりも、「言葉にはできなくても人は頭の中で色んなことを思っているし多くの感情を抱いている」という当たり前のことを、彼は強く思い出させてくれた。

 

訳文自体もとても読みやすくて、すいすいと読み進めることができた。(レビューによると、原書はもっと長くて文章も複雑みたいだけどね)

でも、誰にでもとっつきやすく、読みやすいというのはとてもいいこと!

 

この本は実は私が選んで読んだわけではない。夫が買ってきたものだった。夫の同僚の方に子供さんが自閉症という方がいらして、その人に勧められた本だそう。夫の本棚にこの本を見つけた時はちょっと驚いた。だって、夫と自閉症というワードは全然結び付かなかったから。きっかけはいろいろでいい。夫はこれを読んで、やはり、すごく心動かされたみたい。

 

私と自閉症の関わりといえば、落語で自閉症を学ぶ動画、

「みんなちがってすてきだね」の制作プロデューサーとして関わったことが大きい。

 

 

自閉症の人とその周囲の方々をサポートする仕事を長年されている山口久美さんと一緒に、自閉症を理解するための動画作品を作ったのだ。その経験により、ずいぶん私は自閉症についての理解が深まったのだけれども、だからこそこの本で綴られている内容がズシンと響いた。私が学んだ通りだ!と思った。ほんとうに、「自閉症あるある」がたくさん書かれていて、すごいのは、なぜそうなるのかの理由まで書かれていることだ。

 

なんというか、自分の頭の中の知識と、自閉症であるイド君の語りが、私の中で気持ちよくリンクして。目の前がパーっと開けたような、そんな気持ちよさを持ちながら、この本を読み進めることができた。

 

(なので、本を読む前に、この動画で学ぶのがとてもオススメ)

 

 

以下、イド君の語録を本書から抜粋。

 

『「できること」にフォーカスする

これまでの自閉症教育は、ぼくたちの障害や「できないこと」にばかり焦点をあててきたということだ。

どんなに努力をしても、ぼくの身体ではできないことがある。

 

もししゃべることだけに焦点をあてられたら、ぼくは身動きがとれなくなってしまう。だってそれは「能力」じゃなくて、「できないこと」だから。』

 

『ぼくの人生を有意義なものにするためには、なにもふつうになる必要などないのだ。

考える自由、愛すべき友達と家族、それから「どんな人生も完璧じゃない」と知ること。』

 

『人生、なにが起こるかを予見するのはむずかしい。

人生に期待するのはさらにむずかしい。

なんの前ぶれもなくひどいことが起こることもある。だから毎日を贈り物をもらったように暮らすのがいい。』★これ本当に好きな部分★

 

『「人は、自分と違っているものを恐れる」

これが現実だ。

自閉症だけじゃない。外見もそうだし、文化もそうだし、なんにでもあてはまる。』

 

…こんなふうに、とても深い言葉が、この自閉症の少年から発せられるわけだ。深いよ、とても。ぽんぽんと口から言葉を出せないぶん、内省して内省して、ぎゅっと、エキスのような深い言葉を文字盤を使ってしぼりだしてくれている。そんな風に私は受け止めました。

 

本人も最後に書いている通り、すごくすごく、彼は成長していっている。それが、読み進むうちに手に取るようにわかるから、読み手としてもとても嬉しい。12歳から15歳のこころの成長を、こんなにリアルにストレートに伝えてくれる本自体、そうそうないと思う。自閉症であり、また、素晴らしい書き手でもあるイド君なのだ。

 

なおアマゾンでは紙の本がえらい高価なことになっているみたい。kindle版だと1188円です。中古はいくつもあるようです。私はこれは売らずに大切に持っていたい1冊。

 
自閉症のぼくが「ありがとう」を言えるまで

 

※せっかく最近また読書にはまっているので、備忘録として、ブログにもこんな風に読んだ本のことを書いていこうと思います。

もしもビーグルがホットクックを落としたら

調理におけるわたしの右腕といっても過言ではない、愛しのホットクックちゃん。我が家にお迎えしてからちょうど1年ほど経ちましたが…

calorina.hatenablog.com

 

 

先日、台から落下し、シャープのサービスセンターに入院しました…。

 
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落下させた犯人はこの子!!

 

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我が家のビーグル犬、コリン(メス、8歳)であります。

 

それは、わたしが留守にしていた午後に発生しました。家には息子ふたりとコリンが。

わたしはふたりのために朝から鶏そぼろをホットクックに仕込み、お昼に食べなさいねー、炒り卵もつくって二色丼にしてねー…と言い残して用事を済ませに外出。

 

その後、部活のために次男が外出。鶏そぼろは食べたらしい。ホットクックの中に半分残し、長男のぶんをキープした模様。

長男はその間、自分の部屋で昼寝をしていた模様。

 

リビング~キッチンには、コリンひとり。そしてホットクックの中には鶏そぼろ。

そりゃ、狙うよね…。だって、ビーグルだもの。

 

かくして、長男が目覚めてキッチンに行ったら。無残にも床に転がった、ピカピカつるつるのホットクック内鍋と、本体と、まぜ技ユニットの姿が…。

さすがの長男もこれはまずいと思ったらしい。これは惨事だと。

 

キッとコリンのほうをみやると、コリンは尻尾を丸めて後ずさりし、いそいそとコタツの中にもぐりこんだという。いつもの反省モードだ。

悪いことをしたという自覚はあるらしい。コリンはそういう子だ。

 

百歩譲って、鶏そぼろが食べられてしまったことは許そう。

しかしだ。困ったことに、ホットクックのふたが閉まらなくなってしまった。上蓋のパーツにひびが入り、うまく本体と上蓋がかみ合わなくなっちゃったのだ。これ、ガムテープで貼っておかなきゃならないやつだ。困った…。

 

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すぐにシャープのサイトで修理センターを探すと、たまたま、横浜サービスセンターが近くにあることを発見!段ボール箱を細工して、ホットクック型にして、梱包して今にもサービスセンターに送ろうと準備していたけれど、それなら送るより直接持ち込むほうが早いわ!

 

ということで持ち込み修理を依頼した。受付で、状況を説明し、いやはやお恥ずかしいことに犬が落としまして…と言うと、受付のお姉さん、

 

あらあら、ワンちゃんにお怪我は?やけどしませんでしたか?

 

と優しいお言葉を。そうだね、確かに。ホットクックすごく重いね。落下したとき、当たってたらコリンが倒れちゃうよね。その発想はなかった…ホットクックのことばかり見てた…ごめんよコリン。内鍋は熱くなってなかったのが不幸中の幸い。

 

横浜からいったん東京のサービスセンターに送られて、そこで見積もりを出し、修理をし、また横浜に戻すとのこと。数日で見積もりが出て、1週間くらいで戻るとのこと。ずいぶんスピーディーなことで驚きましたよ。

 

そして本当に、持ち込んだ翌日の夕方には見積もりの電話が入った。上蓋の交換で、8400円ほどだという。本体価格は55000円くらいで購入したものだから、万単位での修理だったらどうしよう…と思ったけど、そのくらいで済むんだ。良かった。

 

それからまた数日で修理完了の電話が入り、結局、木曜日に持ち込んで火曜日に手元に戻ってきたから、丸1週間もかかっていない計算。すごいねぇ!

 

それでもホットクックのない数日は割と不便で。だって毎日稼働していたから。みそ汁に煮込み料理に鶏そぼろに(笑) 毎日の一品は必ずホットクックで作ってた。なのでその間は、一品余計にわたしの手をかけなければいけない。いや、手をかけるほどの料理もしていないんだけど、コンロを使うならそばにいないといけない。時々チェックしなければいけないからね。ホットクックは本当に「ほっとく」ところがやっぱりすごいと、改めて思ったこの1週間であります。

 

ちなみにホットクックを購入したのち、オーブンレンジも日立のヘルシーシェフからシャープのヘルシオに変えたのだけれども、今回はヘルシオにもいつも以上に活躍してもらいました。オーブンも基本的に「ほっとく」料理が得意ですからね♪


シャープ ウォーターオーブン ヘルシオ(HEALSIO) 30L 2段調理 レッド AX-SP300-R
 

ヘルシオオーブンの良さはまた別の機会に語るとして。

 

無事にホットクックが戻り、わたしの調理サイクルも通常営業に戻って、やれやれです。

 

戻ってきたその日の夜は、いちばん手軽にできるホットクック料理の一つ、

勝間流 たっぷり野菜の蒸し煮(ブレイズ)」を作りました。

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適当に冷蔵庫にある野菜を内鍋に入れて、材料総量の5%の塩をタニタのスケールで計って投入し、オリーブオイル(おいしいやつ)を回しかけてセットして15分ほどで完成するやつ。この日は、ゴボウ、エリンギ、チンゲンサイ、ニンジン、玉ねぎと、余ってた生ハムをちょこっと入れました。これだけの材料なのに、ホットクックにかかると、しみじみ味わい深い副菜になります。

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1年ちょっと前にはホットクックがない調理ライフが普通だったけれど、もう今の私にはホットクックなしはちょっと考えられなくなっている。テクノロジーを取り入れるって、そういうことなのかもね。食器洗い機がない生活ももう考えられないし、洗濯物を干して取り込むことも、ドラム式洗濯乾燥機を導入してからは、もう考えられなくなっています。


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実は、ドラム式洗濯乾燥機にまつわる水漏れ問題と言うのも最近発生し(涙)

その対応もそこそこ大変だったのだけれども。それはまた今度詳しく語ります。

 

テクノロジーと生きるためには、テクノロジーのお世話もまた必要なり。

そんなことを実感する今日この頃です。

ほんのり香る、梅さんぽ

今年もやってきましたね、梅の季節。

 

北海道の雪景色の中にいると、梅の花がこの2月に咲くなんて、本当ににわかに信じがたいことなのですが。横浜の梅はいま、とても綺麗に花開いています。

 

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わたしが最初に梅に出会ったのは花札(笑)

絵に描かれた赤い梅ではなく、本物の、白や紅や薄紅の梅に出会ったのは、高校3年の2月でした。

 

そう、あれは大学受験のために上京していた時です。(その時乗った飛行機:いまはなきJAS:が、人生初の飛行機でした…)

私立大学をいくつかと、国立大学をひとつ受験したわたし。たまたまその時期、札幌の叔父夫婦が東京赴任中で、わたしは2月の2週間ほどを代々木上原の叔父の家に居候させてもらっていました。

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試験が終わり、合格発表を待つ期間のことだったと思うけれど、その名も梅が丘という名前の小田急線の駅で降りて、梅の花咲く公園を訪れたのでした。冒頭に書いたように、真冬の2月に花が咲いていることが本当に不思議で。そしてその梅の花がなんとも可憐で可愛らしくて♪

その頃から私は、梅が大好きになりましてね。2月の半ばを過ぎると、そろそろかな…梅まだかな…とそわそわ、わくわくしだすのです。

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1週間ほど前にはまだ3分咲きくらいだった近所の公園の梅は、ぽかぽか陽気に誘われてか、この日は7分咲きくらいになっていて。十分見ごろを迎えていました。

 

梅の花の魅力は、なんといっても目の高さにあって、顔を近づけるとほのかに香りが感じられること。これこそが、桜にはない魅力だと思います。

 

その咲きっぷりも、つぼみの小さな丸が連なる様子も、ほんと好き。

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白と紅色がそれぞれ空に向かって伸び、交差する様子も好き。

 

花をよくよく見ると、八重だったり、シンプルな一重だったり。花びらを支えるがくの色も、濃い赤だったり薄緑だったり。バリエーションの豊富さもまた、たまりません。

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去年はなかった「木の名札」が、今年は美しく掲げられていました。どの名前も古風で素敵です。まだ咲いていない木もあって、この名前の花はどんな顔を見せるのだろう?と想像するも、いとおかし。

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この根岸森林公園は、横浜の桜の名所としても知られていますが、桜に負けず劣らず、梅も素晴らしいです。お天気のいい日には、何度でも通っちゃいます、わたし。

コリンと一緒にね!

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耳読にハマリ中♪

今年に入ってから、すごくたくさん本を読んでいます。

いや、正確には、本を「聞いて」います。耳読、みみどく、です。

 

要は、朗読された本を、イヤホンとかスピーカーから聞く…という形の読書です。やったことがない方には、全然ピンと来ないと思うのですが、いま、時代は耳読だ!とわたしは思うわけです。勝間さんのメルマガがきっかけで、私は耳読を始めました。(ちょうど今日のメルマガに、勝間さんもこのことを書いています)

 

本の朗読なんて、いったい誰がしてくれるの?と思うでしょうか。

 

はい、今話題の?!AIさんが読んでくれるんですよ。

 

私の相棒は、iPhoneのキョウコさんと、Amazon Echoのアレクサさん。

普段は、ヘイシリ!でお天気とかタイマーとか塩の分量の計算とかで活躍してくれるシリさんですが、耳読の時はキョウコさんが大活躍です。

 

キョウコさんにメールなどの本文を読んでもらう時は、画面上で文字を長押しして、すべてを選択→読み上げ と進めば、iPhone画面上の文字を何でも読んでくれます。

 

本を朗読してもらう時は、キンドルという電子書籍を読むためのアプリを立ち上げ、アマゾンで購入した本(紙の本ではなく、kindle版というほうを選んで購入します)を表示し、本文を画面に出したら、2本の指で同時に画面上から下にスワイプします。すると、読み上げが始まります。

iPhone 読み上げ機能 とかで検索すると、詳しく方法が書いてあるブログがいろいろあります)

 

まずiPhone本体に読み上げ機能を設定する必要があるんですが、それも簡単。

 

設定→一般→アクセシビリティ→スピーチ→選択項目の読み上げ と 画面の読み上げ をオン。

声 を選択すると、日本語はじめ、さまざまな言語の「読み手」の名前と声のサンプルが聞けます。日本語は、デフォルトがKyokoさん。ポルトガル語を試してみると、Lucianaさんでした。とても落ち着いた声の女性です。もちろん男性の声も選べます。これを次々に試して各国の名前を声を聞いているだけでもかなり遊べます(笑)

 

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読み上げ速度も変えられます。ウサギと亀のマークで調整します。私は少し速度を上げて聞いています。

 

(余談ですが、前に友達とレストランでこの話をしていて、設定の仕方をうろ覚えのまま操作したら、間違えてスピーチではなくVoice Overにしちゃって大変なことになった経験があります…。Voice Overは視覚障害がある方のサポート用なので、ボタン操作まで全部音声になっちゃって操作が非常に厳しくなります。注意!)

 

この方法でAIに本を読んでもらうと、どんどん、おもしろいようにページが進みます。だってね、紙の本は、本を持ってページをめくるために「手」が必要でしょ。でも、耳読だと、手がふさがっていたって大丈夫なんです。一日の割と多くの時間を家事に割いている私たち女性は特に、手がふさがっている時間は結構多い。でも、耳は空いているんですよね。洗濯物をたたむとき(干すのは私はやってない…乾燥までドラム式洗濯機がやるから)、食器洗い機に食器をセットするとき(洗うのは機械ですが)、野菜や肉を切ってホットクックにセットするとき(料理は鍋がしてくれますが)、米を研いでいるとき(炊くのは炊飯器ですが)… 書いていると私はほとんどのことを機械にお願いしているなぁ、という感じなのですが(笑) 

 

そんな最小限家事のわたしでも、細切れ時間のすべてを耳読に充てれば、結構な量の読書が出来ちゃうのです。これは本当に画期的!

 

夜、寝る前にちょっと読みたいな、というときは寝室にいるアレクサに「キンドルで〇〇を読んで」と言うと、読んでくれます。ついでに、「15分後にやめて」と言っておくと、読むのをやめてくれる。私はそれを目安にして、本格的に眠りにつくというわけです。

 
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これ、はまりだすと、もう常に何か本を聞いているっていう状態になります。だって、続きが気になるんだもの!(特に小説系)

 

そう、最近は、耳読は耳読でも、AIじゃなくてプロのナレーターさんが本気で朗読する「オーディオブック」にハマっているのです。最初は、キンドルをAIに読んでもらうことしか知らなかったんだけど、ちゃんとした人間が読んだ音声ファイルを聞けるサービスがちゃんとあったんですね~

いろいろあるみたいですが、私がいま利用しているのはaudiobookというもの。

 

これもスマホにアプリを入れて聞いてるんですが、これすごく気に入りました!小説がね、本当にいい。やはりAIだと、淡々とした読み方になっちゃうんですよ。漢字も読み間違えたりするし(乳がんを ちちがん と読むとかね…)、結構、慣れるまではいろいろ気になっちゃう。それが人間の朗読ですから、もう、ストレスフリー!しかも、小説では一人何役も、声色を変えて演じてくれる。これが面白くて、ドハマリ中です。

特に、普段はちょっととっつきにくい昔の名作文学がね、とても素敵。日本語の美しさとか、日本人の心の動きとかがね。古き良き時代、すごく心に響きますよ。

 

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気になるお値段ですが、audiobookは月額750円で対象書籍が聴き放題で、結構お得感あります。(初月は無料などのキャンペーンもあるみたい)

対象書籍に入らないものは、1冊ごとに料金を支払います。値段は紙の本とそう変わらないかな。audiobookは、英語の本も充実しているから、ヒアリングの練習にも良さそうです。

 

キンドルのほうも、Amazon Unlimitedという読み放題サービスが月額980円であり、それを利用しています。やはり対象書籍のみ読み放題なので、それ以外のものは、個々に購入します。kindleの場合は、電子書籍として文字で普通に読むこともできるので、どちらかというとその読み方がメインかな。音声読み上げはあくまで補助的な使い方ですかね。電子書籍もすごくいいですよ。なんせ軽いですからね。何百ページもある単行本を持ち歩くなんて、もはや私にはありえないです…。

マーカーで線を引いたり、しおりを挟んだり、目次を見てクリックすればその部分がすぐ表示されたり…と、電子ならではの使い勝手の良さも、慣れるとたまらないです。

 

そして物理的に本がないということのメリットは、本棚のスペースも必要ない。そして、なくさない(笑) 一度購入すれば、ずっと私の購入履歴に残り、いつでもダウンロードできますから。読んだ本の一覧もひとめでわかります。便利この上なし!

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そんなわけで、小説系はaudiobook、実用書系はkindleと聞き分けている今日この頃です。

 

本好きな少女だったわたしが、大人になってからは全然本を読まない時期があったりしたけど、それはひとえに家事育児と仕事が忙しくて読書の暇がなかったから。あの頃の自分に、耳読を教えてあげたいよ!読書の暇がない、というのは、本を手に取るほどの時間がない、というだけであって、耳なら結構フリーなんだもの。

 

ということで、もし読書好きだけど時間がないわ!とお嘆きの方がいらしたら、耳読ぜひ試してみてください。音楽好きなら、BGMで曲かけながらでも耳読できますし(家にいる場合はね)

 

ちなみに、家での耳読に欠かせないのがネックスピーカーです。重さわずか80gですごく軽いから、ずっと首にかけていても疲れないの。耳の穴をふさぐイヤホンとは違って、耳のすぐそばにあるスピーカーから音が鳴る感じです。これも非常に画期的で、インターフォンがなっても電話が鳴っても、全然怖くない。イヤホンして自分の世界に入っていたばっかりに、大切な宅急便を受け取り逃した!というような悲しいことがなくなります…。

 

うっかりスピーカーにしたまま外に出ちゃったりしたときは、周りの人に私の聴いている本が聞こえちゃうのですが、すぐにイヤホンモードに変えて、耳にイヤホン入れれば問題なし。普通のイヤホンに早変わりです。これもボタンひとつで切り替えられるので簡単です。音の母艦であるiPhoneとは、Bluetoothで無線接続されるからラクチン。いったんペアリングすれば、次回からネックスピーカーの電源を入れるだけで、即、スマホとつながります。いちいち線でつながなくていいのはホント楽です。

 

これが音質も良いのでオススメ!とは勝間さん談ですが、


シャープ AN-SS1A ネックスピーカー ネイビー
 

 

わたしはもうちょっと安いやつを、まずはお試しで…と思って購入し、特に問題もないので使い続けています。音楽を聴くにはちょっと音質がいまひとつですが、耳読なら十分。生活防水対応というのも良いです。4699円。

 
ウェアラブルネックスピーカー Bluetoothイヤホン「10時間連続再生/内蔵マイク Bluetooth4.1搭載/防水」オーディオ用/電話/スポーツ/音楽/テレビ劇場に適用 3Dサウンド ハンズフリー ねっくすぴーかー (ブラック)

 

いろいろとテクノロジーは日々進化していて、昔は想像だにしなかったことが、いまは私のような普通の人間でも簡単に使えるようになっています。すごいなぁ、と素直に思います。

 

こういうことって、やってみるまでは「へー、そうなんだ、でも設定とかめんどくさそうだな…やっぱり本は紙じゃないとな…」と思う方が大半だと思うのだけれど、一回ハマると、もう最高ですよ。

 

同じく読書好きなわが夫にせっせとこの方法を進めてるんだけど、やはり、めんどくさいみたいで、まだ実践に至ってません。kindle電子書籍すら、最近やっと少しずつ試してくれるようになりました。いや、本の読み方は自分の好きな方法で全然いいですし、私の方法を強要するつもりはつゆほどもないですが、こんなに便利な現代型読書を知らないのはもったいないなぁ・・・と心から思うのよ。

 

ちなみに、紙の本ももちろん読んでいますよ♪

やはり、文章の美しさとかね、文字から伝わるものって、あるから。それこそ、行間を読むとかね。本は書き物ですから、やはり、目で味わってナンボ、のところは当然あります。

 

ですので、読書はお好きなスタイルで!大事なのは、本を読み、世界を広げ、知識をたくわえ、楽しく豊かな人生を送ることですから。

 

ひとつの読み方のバリエーションとして、ぜひ、耳読をお耳知り置きください!

炎のマエストロ、78歳の小林研一郎さん指揮の「運命」を読響で東京芸術劇場で聞いてきた

池袋の東京芸術劇場で行われた、小林研一郎さん指揮による読売交響楽団のクラシックコンサートへ行ってきました。

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ここに至る経緯は、がんブログのほうに書いてます。よろしければどうぞ!

 

c-calorina.hatenadiary.jp

 

さて、東京芸術劇場ですが、たぶん私はじめて行きます、ここ。

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まずはホールのすばらしさにうっとりし…

こんな素敵な場所が、池袋駅西口から地下を通って徒歩5分くらいのところにあるなんて!

館内のデザインがまず素敵すぎますね。とても好きな感じです。

 

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モザイクタイルな壁の色合いも非常にツボでした。

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そして今回は座席が素晴らしかった。コバケンさんの先ほどの本にありましたが、オーケストラの団員さんが座席を選ぶならどこ?というコーナーで言及されてた、「1階席の後ろのほう、真ん中」という条件にぴったりの席だったんですよ、今回。R列の16番。これは自分で選んだわけではなくて、抽選販売で当たったのがたまたまここだったという…。

 

もうね、クラシックコンサートはいくつも経験してますが、こんなの初めて!って思えるほどに音が良かった。1曲目の「オベロン」序曲(ウェーバー)が静かに始まった時、スーッと音が私の周りに広がって。きれいだった…

 

2曲目のバイオリン協奏曲ニ長調(チャイコフスキー)は、イギリス人女性バイオリニストのタムシン・ワリー=コーエンさんがソリストだったのだけれど、細い糸のようなピアニッシモの音が澄み渡るように聞こえ。ああ、こういうことだよね、クラシック生演奏の醍醐味は…。かすかな音の、演奏者の息遣いまで聞こえるような音響のホールで聞くことの贅沢さよ。(正直、これまで聞いてきたほかのホールの2階席の後ろや3階席、サイドのバルコニー席で聞くのとは音がもう別物ですな… いや同じホールで座席違いの聴き比べをしているわけではないので何とも言えませんが。というより、そもそもここのホールがとりわけ素晴らしいのかも知れませんが)

 

このような環境で大好きな運命を聴けるかと思うと、それだけで鳥肌が立ちます。

 

休憩を挟んでいよいよ運命。出だしのテンポがとっても心地よく好きな感じで(時々すごく速い運命とか遅い運命がありますね)、のっけからワクワクしっぱなし♪

知っているメロディーだから、次の展開はどんなふうに演奏されるんだろう、ソロはどの人だろう、って予想立てながら聴けるのも楽しくて。

 

もちろん、炎のコバケン、炎のマエストロの異名をとる小林さんの指揮っぷりも当然見ものです。御年78歳って冗談でしょう?っていうくらい、ハツラツとお元気で。心底、すごいなぁと思います。音楽の楽しみが、全身で表現されている感じで、見ていてすごく気持ちいいのです。

 

そのコバケンさんにぐいぐい付いてくる読響のオーケストラの皆さんがまた素晴らしかった。なんでしょうね、読響の雰囲気に華があるというか、団員の皆さんのたたずまいがとても素敵。

 

わたしは、生演奏は、聴くのと同じくらい「観る」のが好きでして。いつもオペラグラスを持参し、演奏者の様子をアップで見ています。これが本当に面白い。自分も、筝曲部員として大学時代は定期演奏会のステージに 立ったことや、社会人邦楽合奏団のメンバーとして人様の前で演奏したことがあります。つまり出演者側の気持ちも若干ながらわかるのですがね。自分が音を奏でるときの緊張感と言ったら!そしてうまくいったときの安堵感、そしてそして何よりも「合奏」がうまくいったときの快感と感動は、お客様ももちろん受け止めてくださるだろうけど、演奏者はまた別の種類の達成感のようなものがあり…とにかく最高なんですよね。音楽の一体感って。

 

オーケストラの皆さんも、それはもちろんプロでいらっしゃるわけだから、私ごときの何十倍も何百倍もそのような感動・快感・達成感をステージごとに味わっているんだろうなぁ…(いいなぁ…)と、その演奏中の表情や様子を見るたびに、思いを寄せるのです。わずかばかりの共感を寄せるのであります。

 

今回の公演では、オーボエのソロの男性奏者がすんばらしかったですね。歌うような、心が音に宿ったような、そんなやわらかで優しい音色でした。その隣のフルートのソロの女性奏者も快活な感じで軽やかですごく良かったなぁ。バイオリンの皆さんが、ずいぶん近い距離間で隣り合って座っていることに驚いたり、指の動き、ボウイングのお揃いっぷりが美しすぎたり。ティンパニの正確でドラマチックな叩きっぷりに感激したり。目でも楽しいオーケストラ、なのです。

 

コバケンさんの本にもありましたが、オーケストラを構成する皆さんは、一人一人が「すごい人」なんですよね。それらの音がひとつになる瞬間、すごくないわけがないよね。そして監督の采配によってサッカーチームもプレースタイルや選手が変わるように、オーケストラもきっと、指揮者によって全く違う演奏になるんだろうなぁ。

 

そんな、当たり前と言えば当たり前のことに改めて気づかされた本日の東京芸術劇場。やはり、身近にコンサートがあるのなら、足を運ぶのがいいね。一つのステージで、これだけのことを感じられるのだから。オーケストラのチカラ、音楽のチカラによって私の中のエネルギー、これでまたずいぶんチャージされました。音楽に感謝!ベートーヴェンに感謝、コバケンさんと読響に感謝!そして、この音楽に導いてくれたきっかけである、有明にも感謝です…。

 

アフターで夫と入った秋田・横手の稲庭うどんのお店では、興奮冷めやらぬままにそれぞれの感想を語り合い、とても楽しい時間でした。

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「バイオリンの人たち、すごく近い距離間で座ってるよね」

「俺この前のコンサートでは、バイオリンの人は左手に指輪してないってこと気づいたんだけど、今回はそこは見てなかったなぁ」

「コバケンさん、バイオリンのソリストの演奏の時、立ったままずっと目をつぶって世界に入って聞き入っていたんだよ。よく目つぶっててフラフラしないなーって思って見てたw」

「本に、時々演奏中に叫ぶって書いてあったけど、今日も本当に叫んだよな!運命の第4楽章の盛り上がるとき」

「えー私そこのとこは見てないわ、オペラグラスでティンパニ見てたかも。見逃したー」

「指揮台に譜面台がなくて、ほんとに手ぶらみたいに入ってきてびっくりしたねー。ほんとに暗譜で振るんだね」

「今度は佐渡裕とかの指揮も見てみたいなぁ」

…そんな話をしてました(笑)

 

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雪が降り始めた池袋の街を横目に、ぬくぬくと秋田のワイン(大森ワイン。初めて聞いたけど、秋田産リースリングの白で、爽やかな酸味のスッキリ系でした。)を1杯だけいただき、音楽のひとときをしめくくりました。こういう時間が何よりも好きかも♪